DOM操作とは何か
DOM操作とは、JavaScriptを使ってHTMLで構成されたWebページの要素を取得し、その内容や見た目、構造を動的に変更することを指します。
HTMLは本来、文書構造を表すための静的なものですが、DOMという仕組みを通すことで、JavaScriptから要素一つひとつをプログラムとして扱えるようになります。
これにより、ユーザーの操作や状態に応じて、画面の表示を変えたり、新しい要素を追加したりすることが可能になります。
DOM操作には用途がある
DOM操作は、単に画面を動かすための技術ではなく、Webページの使いやすさや機能性を高めるために使われます。
たとえば、ボタンをクリックしたときに文字の色を変える、入力内容に応じてエラーメッセージを表示する、リストに新しい項目を追加するといった処理は、すべてDOM操作によって実現されています。
JavaScriptの基礎構文が処理の流れを作るための知識だとすれば、DOM操作はその処理結果を実際の画面に反映させるための役割を担っています。
DOMとHTMLの関係
HTMLは、Webページの構造を定義するための記述です。
一方、DOMは、そのHTMLをブラウザが読み込み、JavaScriptから操作できる形に変換したものです。
JavaScriptはHTMLファイルそのものを直接操作しているわけではなく、ブラウザが生成したDOMを通して要素を扱っています。
そのため、画面上で要素を変更しても、HTMLファイルの中身が書き換わるわけではありません。
なぜJavaScriptから直接HTMLを書き換えられないのか
HTMLは、サーバーやファイルとして存在する元の文書です。
JavaScriptは、ブラウザ上で実行されるプログラムであり、元のHTMLファイルを直接編集する権限を持っていません。
ブラウザはHTMLを読み込んだあと、DOMとして展開し、そのDOMをJavaScriptに提供します。
JavaScriptが操作できるのは、このDOMだけであり、これによって安全性と表示の一貫性が保たれています。
DOM操作で何ができるようになるのか
DOM操作を理解すると、JavaScriptの処理結果を実際の画面に反映できるようになります。
具体的には、次の5つの段階でWebページを制御できるようになります。
まず、HTML内の要素を取得できるようになります。
次に、取得した要素の文字や値、見た目を変更できるようになります。
さらに、新しい要素を作成し、ページ内に追加したり削除したりできます。
続いて、ユーザーの操作をきっかけとして処理を実行できるようになります。
最後に、要素同士の関係をたどりながら、親や兄弟要素をまとめて操作できるようになります。
この5つの段階を順に学ぶことで、静的だったHTMLに動きと意味を持たせられるようになります。